原油価格は100ドルまで回復することはない!?石油会社の採算ライン、今昔の利益の変化は?
「あー、原油価格に注目して、よかった!」
どうも、効率的な「利回り」、充実した(?)「副収入」。
丸の内勤務の田舎者”かんぱい”です。
「原油価格は今後も上昇する!と考えている」ビジネスパーソンのみんなーっ。
現在の原油価格が低いことは間違いないと思ってない?
じゃぁ、質問です!
あなたは石油メジャーの実績を確認してま す か っ?
「・・・していな、めんどうくさいの。」
確認してごらん! 意外な結果がまってるから!
・・・
先日メインのソーシャルレンディングの他に、原油価格連動型ETFを購入しているという話もしました。
今回の記事はゴールドマンのアナリストが、現在世界のオイルメジャーは、足元の原油価格で、過去原油価格が100ドルをつけていた時より儲かっている!と指摘した、というもの。
これを単純に考えていると、原油価格は、足元の原油価格50ドル/bblで十分!と言える、つまり今後の順調な上昇は考えにくいと言えるかもしれない、ということです。
所感
今回の記事は良い点を指摘していると思う一方、原油価格はいくらであっても、この原油価格を製品価格にきちんと反映することができていれば、石油精製も生業としているオイルメジャーにとっては原油価格は関係ないのでは?と思いました。
例えば、原油価格が50ドルであれば製品は60ドルで販売、原油価格が100ドルであれば製品は110ドルで販売、といったことができれば、マージンはどちらとも10ドルとなるからです。
そういった観点では、足元の50ドルのような価格の方が、製品とした場合の価格の絶対値も小さくなるので、製品の需要家にとっては、購入をしやすい事情もあり、その分数量が売れれば、総利益は大きくなる、と言え、今の方が利益が出ていることにも納得がいきます。
しかしながら、果たして今の価格が適正なのか?といった観点では、今後の採掘年数や環境への影響を考慮する必要があり、判断が難しいですね。個人的には、過去の価格を見る限りは、やはり現在の50ドル/bblは安値圏にあるように感じます。
原油価格100ドル不要に関する詳細記事
原文はこちらから確認できます。
・・・
「え? どこに投資すればいいかって?」
・・・
『NOMURA原油』