１〜３月のビール類出荷、過去最低＝「発泡酒」低迷
ビール大手５社が１２日発表した１〜３月のビール類（ビール、発泡酒、第三のビール）出荷量は前年同期比３．８％減の８０６８万４０００ケース（１ケース＝大瓶２０本換算）となり、１〜３月期では過去最低だった。酎ハイが手軽なアルコール飲料として人気が高まっている影響で、第三のビールや発泡酒が低迷した。 内訳はビールが１．１％減、発泡酒が１１．１％減、第三のビールが４．２％減。 政府・与党がビール類の税率一本化を検討していることを受けて、メーカー各社は税率が下がる可能性があるビールの販売を強化。発泡酒や第三のビールは新商品の発売ペースが鈍り、出荷量が低迷した。 メーカー別の販売状況は、前年同期に比べ新商品が少なかったキリンビールが１１％減。一方、アサヒビール、サントリービールはいずれも３％増、サッポロビールは１％増だった。 ［時事通信社］
